トリガーポイントとは、和訳で『引き金になる点』と訳されます。
施術に関すると『筋肉の痛みの引き金になる点』という意味で使われます。
筋肉は、収縮と弛緩を繰り返します。トリガーポイントの痛みは、
収縮しているときに出てきます。
筋肉を動かすエネルギーは、血液によって筋肉に運ばれます。
ところが、短縮した筋肉の血管は、拡張しづらいため血流が悪く
なります。著しく血流が悪化した状態を『虚血』と言います。
虚血状態の血管には、エネルギーが十分に入ってきません。
エネルギー不足の状態になると痛みを誘発する物質が放出されます。

トリガーポイントを押圧して虚血状態にして、その圧迫を解放することで、

それまでせき止められていた血液が一気に流されて痛みが和らぎます。
解放と同時に交感神経の亢進状態も変化するため、それまで感じていた、

”こり”や”張り感”も改善されます。

トリガーポイントを正確にみつけ、ほぐすかとが筋肉の回復に
大事となります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　牧角